- ドイツ人のハンス・ハウプト(Hans Haupt、1898-1954)が折りたたみ傘の構造を考案し、特許を取得した日(1928年3月16日)。
- ハウプトが設立した折りたたみ傘ブランド「Knirps(クニルプス)」の日本総輸入販売元である株式会社イマオコーポレーションが「折りたたみ傘の日」を制定しました(2024年)。
- 「折りたたみ傘の日」をきっかけに広報・SNSで発信するには
きっかけは「両方持ちたくない…」

ドイツ・ゾーリンゲン出身のハウプトは、戦争で負った傷のため歩く時に杖が必要でした。雨の日は片手に杖、片手に長傘を持つのを不便に感じ、何か良い方法はないかと考えます。
たどり着いた案が「ポケットに入るくらい小さな傘」でした。傘の骨(フレーム)を折りたたみ可能にし、使わないときはコートのポケットにぴったり収まり、雨が降ったときには広げて使うのです。
1916年には「望遠鏡のような関節部分を備え、短縮できる傘」をドイツ特許庁に登録しました(DE347625)。ハウプトはこれに満足することなく、改善を重ねてたびたび特許を申請しました。 1919年には傘布の折りたたみと支柱の設計で特許を申請しています(DE34862A)。自分の製品に「Knirps」と名付けることにし、ベルリンに同じ名前の有限会社を設立。1928年3月16日には折りたたみ傘の特許を取得しました。

Knirpsは「小さな男」という意味ですが、ドイツでは折りたたみ傘の代名詞になっており辞書にも載っています。1950 年代、ドイツでは雨が降る日を“Knirps Weather(クニルプスウェザー)”と呼んでいたそうです。
なお、ハウプトは傘だけでなく他にも発明を手がけており、例えば「駆動ベルトおよびコンベアベルト用の爪コネクタ」( DE335215)で特許を取得しています。
「折りたたみ傘の日」を広報に活用
SNSでの投稿案
3月は季節の変わり目
冬から春に変わる3月半ばは、周期的に雨が降ることがあります。寒気と暖気がぶつかってできる前線の影響で「春の嵐」と呼ばれる荒れた天気になることも。
「折りたたみ傘の日」にちなみ、SNS投稿では現在の天気を写真で紹介したり、「今日は折りたたみ傘があると安心です」と呼びかけたりするのも一案ですね。
折りたたみ傘の所有率
ウェザーニュースは、毎年5月に「傘調査」を実施しています。2022年6月の発表では、折りたたみ傘の所有率は大都市圏とそれ以外で顕著な差がある結果になりました。主な移動手段が電車・バスであると回答した人の率と比例しています。

画像出所:ウェザーニュース「傘調査2022」(https://weathernews.jp/s/topics/202206/020225/)
SNSでは「折りたたみ傘を持っていますか?」「最近折りたたみ傘を使いました?」といった問いかけもいいですね。
広報活動への展開案
製品開発の秘話、ストーリーにつなげる
「折りたたみ傘の日」はハウプトの特許にちなんだ記念日ですが、最古の折りたたみ傘の記録は古代中国という説もあります。
ハウプトの折りたたみ傘が普及したのは「雨の日も身軽でいたい」20世紀のライフスタイルに合致していたから。都市化が進み人々の移動が増えるにつれ、コンパクトで携帯しやすい傘の需要が高まりました。現代では、Bluetoothでスマートフォンと接続して天気予報や位置情報が分かるスマート傘や、環境に配慮した再生素材を使用した傘なども登場しています。

画像出所:OPUS ONE INC(http://www.theopusone.com/us/product/jonas.html)
自社の製品開発と結びつけ、歴史的背景を紹介したり、似た機能を紹介したりしてもいいですね。
どう広報すればいいか分からないときはご相談を
お伝えした事例を参考に広報PR施策を考えてみてください。プレスリリースや広報施策はUNICLAにご相談ください。お待ちしています!